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おとなりの、ひとづまと。
第5章 風呂フェラ。
どうしてこんな時に、おれは利き腕を骨折してしまっているのか。
女の人の身体を、生れて初めて好き放題触れる今日この日に、何故おれは右手しか使えないのか――。
さくらさんの身体は、見てるだけで射精してしまいそうな程、肉感的だった。
それはもう、バスタオル一枚で現れた時から分かっていたのだけれど、こうして実際目の前にすると、目を離す事が出来ず、身動きも取れない状態だった。
彼女は一度、全てを晒してから、右腕で乳房を隠し、左手で下腹部を隠した。
それで漸くおれは、正気を取り戻したのだ。
乳房や下腹部に、完全に心を奪われてしまっていた。
間近で見る、女の人の肌は妙に生々しく目に映り込む。
エロ本やビデオからは得られない温かな質感が、おれの性欲を容赦無く刺激して来る。
これに今から触れれるのかと思うと、身震いがした。身体の芯の方がきゅっと締まる様な、そんな感覚もあった。
「――ねえ、翔太?取り敢えず、手に着いた、アンタの精液洗い流して欲しいんだけど?すごくベタベタしてる。匂いもするし。それとも、そう言う類の放置プレイがしたいわけ?」
その時、おれはさくらさんの顔を見る事が出来なかった。
いや、それは少し違うか。視線を合わす事が出来なかったと言う方が正しい。
目を見たら、全てを見透かされてしまうと思っていたのだ。
女の人の裸を目の前にして、狼狽して訳が分からなくなってしまっているとバレたく無かった。
おれは、シャワーから湯を出し、温度を指先で計った。熱くも温くも無い温度にしてから、さくらさんの前に立つ。
「手で胸とか太腿とか触っちゃったから、色んな所に精液付いちゃったよ。早く洗い流しちゃってよ」と、さくらさんはそう言いながら、自らの手で精液の付着箇所を増やしてゆく。
おれは左手が使え無いから、右手でシャワーを掛けてやる事しか出来ない。
女の人の身体を、生れて初めて好き放題触れる今日この日に、何故おれは右手しか使えないのか――。
さくらさんの身体は、見てるだけで射精してしまいそうな程、肉感的だった。
それはもう、バスタオル一枚で現れた時から分かっていたのだけれど、こうして実際目の前にすると、目を離す事が出来ず、身動きも取れない状態だった。
彼女は一度、全てを晒してから、右腕で乳房を隠し、左手で下腹部を隠した。
それで漸くおれは、正気を取り戻したのだ。
乳房や下腹部に、完全に心を奪われてしまっていた。
間近で見る、女の人の肌は妙に生々しく目に映り込む。
エロ本やビデオからは得られない温かな質感が、おれの性欲を容赦無く刺激して来る。
これに今から触れれるのかと思うと、身震いがした。身体の芯の方がきゅっと締まる様な、そんな感覚もあった。
「――ねえ、翔太?取り敢えず、手に着いた、アンタの精液洗い流して欲しいんだけど?すごくベタベタしてる。匂いもするし。それとも、そう言う類の放置プレイがしたいわけ?」
その時、おれはさくらさんの顔を見る事が出来なかった。
いや、それは少し違うか。視線を合わす事が出来なかったと言う方が正しい。
目を見たら、全てを見透かされてしまうと思っていたのだ。
女の人の裸を目の前にして、狼狽して訳が分からなくなってしまっているとバレたく無かった。
おれは、シャワーから湯を出し、温度を指先で計った。熱くも温くも無い温度にしてから、さくらさんの前に立つ。
「手で胸とか太腿とか触っちゃったから、色んな所に精液付いちゃったよ。早く洗い流しちゃってよ」と、さくらさんはそう言いながら、自らの手で精液の付着箇所を増やしてゆく。
おれは左手が使え無いから、右手でシャワーを掛けてやる事しか出来ない。