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オレンジ色の世界で。
第2章 嵐の中、母とふたりきり。
「うん、アルバムとかも入れたから。たかしくんが小さい頃のとかさ。母さんが昔お父さんから貰った手紙とか、色々、貴重な想い出いっぱいだよ」
「ああ、それは大切だね。うん、分かった。少し重いけど、二階までなら何とか持って上がれると思う」
「うん、たかしくん、頑張って。大切な想い出だから、大事だから――」
 それからぼくと母は寝室を出て二階を目指した。
 飲み物とか、食糧は母と貴重品を二階に上げてから、また戻って来ればいいだろうと思っていた。
 母は懐中電灯で、階段を照らしてくれている。
「ほら、たかしくん、母さん後ろから照らしてあげるから、先に上っていいよ!」と、母は真剣な面持ちで言う。
「いや、母さん、それは不味いよ。荷物を持ったぼくが体勢崩して転んだら、母さんまで巻き込んじゃうから。母さんが先に上って、足元を照らしてくれた方がいいと思う」
「ああ、たかしくん、それ正解だね!さすが、母さんの息子だよ。愛してるよ。本当にたかしくんが息子で母さん幸せだよ」
「うん、母さん、分かったから、早く行こうよ?懐中電灯の電池いつまで持つか分かんないから」
「あ、うん、そうだね、ちょっと待ってね……」
 母はそう言うと、足元を照らしつつ、ゆっくりと階段を一段ずつ昇り出した。
 ぼくはその後へと続く。
 貴重品段ボール箱は、投げ捨てたくなるほどに、ずしりと重い。
 その為、あまりじっくりと眺める事が出来なかったが、懐中電灯の柔らかな灯りに照らさられた、母のお尻が目の前にあった。
 若干へっぴり腰で階段を上っている為、より強調してるかのように目に映ってしまう。
 多分、これ、段ボール箱で両手が塞がって無かったら、触れてしまっていたかもしれない……と、思わざるを得ない程、触り心地の良さそうなお尻だった。

「――ねえ、たかしくん?大丈夫?段ボール重いでしょ?一回、休憩する?」
「い、いや、大丈夫だから、一気に上って」
「うん、分かったよ、あと少し、あと少し……」
 と、そのまま一気に二階まで上ってしまった訳だけれど、実際は、間接照明的に照らされた母さんのお尻を見て、ぼくは勃起してしまっていたのだ。
 階段に段ボール箱を置くスペースはあったのだけれど、この状況で勃起したまま母と小休止するのは、少し気不味いと思ってしまう、自分がいた。

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