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オレンジ色の世界で。
第1章 台風がくる。
しかし、従兄が貸してくれるオカズに少々問題があったのだ。
所謂、近親相姦モノというか、それも母親を凌辱したりされたりと言った内容のモノばかりだった。
何となく、自分にそう言う嗜好があると言う事を母にバレたくないと言う思いがある。
ぼくと母の関係性は頗る良好だった。友達の家の話を聞くと、そう思わざるを得ない。
食事中の会話は普通にあるし、観るテレビは大体同じで、最近はぼくと同じ漫画も読む様になっていた。
一緒にスーパーに買い物に行くし、母が選んでくれた服を着るのも全然嫌だとは思わない。
そう言う事を友人に話すとマザコンだと揶揄されるが、母と楽しく食事したり買い物したりすることをマザコンと言うのなら、ぼくはそれで構わないと思っていたのだ。
それを友人には言わないけれど。火に油を注ぐ事になるのは明白なので。
押し入れの奥からエロビデオを取り出す。
題名は雑な文字で西遊記と書かれていた。従兄から先週借りたモノでまだ一度も視聴して無い。
我が家にビデオデッキは一台しかなっかた。それも一階の居間にだけ。
要するに、実質こう言う時でしか観る機会が無い。
学校から帰宅したと同時に母が買い物へ出掛けた時とか、休日に父と母が一緒に出掛けた時とか。
今、家に自分独りしかいない事は承知しているけれど、エロビデオを手にすると妙に緊張してしまう。
身の毛が弥立つと言うか、下腹がきゅっと締め付けられる様な感覚。
念の為、ビデオを手提げ袋に入れ一階へと下りた。
それから先は、躊躇う事なく行動する。
居間へと向かい、ティッシュを確保し、流れる様な動きでビデオをデッキへと差し込む。
鼓動が加速してゆく。
まだ一度も視聴してないビデオだ。女優が好みのタイプであってくれればいい、と切に願う瞬間。
映像が流れ出した。
女優が家の掃除をしてるシーンから。
スタイルが良さそうな感じだった。短いスカートからちらちらと見える白い太腿が魅力的に目に映る。
そして、女優の顔が画面に映る。その瞬間、ぼくは思わず声を発した。
所謂、近親相姦モノというか、それも母親を凌辱したりされたりと言った内容のモノばかりだった。
何となく、自分にそう言う嗜好があると言う事を母にバレたくないと言う思いがある。
ぼくと母の関係性は頗る良好だった。友達の家の話を聞くと、そう思わざるを得ない。
食事中の会話は普通にあるし、観るテレビは大体同じで、最近はぼくと同じ漫画も読む様になっていた。
一緒にスーパーに買い物に行くし、母が選んでくれた服を着るのも全然嫌だとは思わない。
そう言う事を友人に話すとマザコンだと揶揄されるが、母と楽しく食事したり買い物したりすることをマザコンと言うのなら、ぼくはそれで構わないと思っていたのだ。
それを友人には言わないけれど。火に油を注ぐ事になるのは明白なので。
押し入れの奥からエロビデオを取り出す。
題名は雑な文字で西遊記と書かれていた。従兄から先週借りたモノでまだ一度も視聴して無い。
我が家にビデオデッキは一台しかなっかた。それも一階の居間にだけ。
要するに、実質こう言う時でしか観る機会が無い。
学校から帰宅したと同時に母が買い物へ出掛けた時とか、休日に父と母が一緒に出掛けた時とか。
今、家に自分独りしかいない事は承知しているけれど、エロビデオを手にすると妙に緊張してしまう。
身の毛が弥立つと言うか、下腹がきゅっと締め付けられる様な感覚。
念の為、ビデオを手提げ袋に入れ一階へと下りた。
それから先は、躊躇う事なく行動する。
居間へと向かい、ティッシュを確保し、流れる様な動きでビデオをデッキへと差し込む。
鼓動が加速してゆく。
まだ一度も視聴してないビデオだ。女優が好みのタイプであってくれればいい、と切に願う瞬間。
映像が流れ出した。
女優が家の掃除をしてるシーンから。
スタイルが良さそうな感じだった。短いスカートからちらちらと見える白い太腿が魅力的に目に映る。
そして、女優の顔が画面に映る。その瞬間、ぼくは思わず声を発した。