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オレンジ色の世界で。
第4章 エロビデオ鑑賞会。
テレビに映っている母似の女優は、顔をしかめながらも、会長の太いチンコを舐めていた。
モザイクはあるけれど、確実にチンコの胴体を握り締めて、舌で亀頭を舐めたり口に咥えたりしている。
そのシーンを目に焼きつけつつ母へと視線を移した。
母と視線が重なる。
その表情は少し恥ずかしそうに見えた。
「――ねえ、たかしくん?さっきからさ、ちらちら母さんの事見てるよね?」と母は言う。
実際、ちらちらと見ていたので、ぼくは即座に否定する事が出来なかった。
「いや、あの、母さんも父さんにこういう事してるのかなぁって思ってさ……」
そして、何を思ったか、確実に気不味くなる様な質問を繰り出してしまう。
実の母親に対して、父さんのチンポしゃぶってるのかい?と問い掛けた息子がこの世にどれ程いるのだろうか?何となく一万人はいなくても百人くらいはいて欲しいと、意味不明な願望が生れた。
「お父さん、結構淡泊だから、こういうのあんまり好きじゃ無いの」
母はぼくの愚かな問い掛けに、限りなく直接的な中途半端な返答をした。
「じゃぁさ、父さん以外の人にはした事あるの?」
今日のぼくの問い掛けは、かなりの頻度で空虚に響いてしまう。
そして、そうなった時、ぼくは大体後悔するのだ。ああ、なんでそんな質問をしてしまうのだろう?と。
さすがにこれは怒られるかもしれない、と思った。
息苦しい間が生じる。
母似女優の喘ぎ声と、エロ会長の豚みたいな声が響く。
「それは、まぁ、した事は、あるよ」暫くの沈黙のあと、母はぽつりとそう言った。
「へえ、それって、昔の話?父さんと結婚する前?」と、ぼくは、あまり深く考えずにそう言ってしまう。
この時、事実はどうあれ、母が息子にするべき正しい返答は「お父さんと出逢う前の話だよ」だと、十五歳のガキながらに思った。
しかし、ぼくの母は「そんなに昔の話じゃ無いよ」と言う。
モザイクはあるけれど、確実にチンコの胴体を握り締めて、舌で亀頭を舐めたり口に咥えたりしている。
そのシーンを目に焼きつけつつ母へと視線を移した。
母と視線が重なる。
その表情は少し恥ずかしそうに見えた。
「――ねえ、たかしくん?さっきからさ、ちらちら母さんの事見てるよね?」と母は言う。
実際、ちらちらと見ていたので、ぼくは即座に否定する事が出来なかった。
「いや、あの、母さんも父さんにこういう事してるのかなぁって思ってさ……」
そして、何を思ったか、確実に気不味くなる様な質問を繰り出してしまう。
実の母親に対して、父さんのチンポしゃぶってるのかい?と問い掛けた息子がこの世にどれ程いるのだろうか?何となく一万人はいなくても百人くらいはいて欲しいと、意味不明な願望が生れた。
「お父さん、結構淡泊だから、こういうのあんまり好きじゃ無いの」
母はぼくの愚かな問い掛けに、限りなく直接的な中途半端な返答をした。
「じゃぁさ、父さん以外の人にはした事あるの?」
今日のぼくの問い掛けは、かなりの頻度で空虚に響いてしまう。
そして、そうなった時、ぼくは大体後悔するのだ。ああ、なんでそんな質問をしてしまうのだろう?と。
さすがにこれは怒られるかもしれない、と思った。
息苦しい間が生じる。
母似女優の喘ぎ声と、エロ会長の豚みたいな声が響く。
「それは、まぁ、した事は、あるよ」暫くの沈黙のあと、母はぽつりとそう言った。
「へえ、それって、昔の話?父さんと結婚する前?」と、ぼくは、あまり深く考えずにそう言ってしまう。
この時、事実はどうあれ、母が息子にするべき正しい返答は「お父さんと出逢う前の話だよ」だと、十五歳のガキながらに思った。
しかし、ぼくの母は「そんなに昔の話じゃ無いよ」と言う。