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僕の彼女が堕ちるとき
第7章 エンドレス・ボレロ
 大塚は長い時間をかけて朱里の膣内で精液を出し切ると、名残惜し気に朱里の膣内からペニスを引き抜いた。仰向けになった朱里の秘部からドロリとした大塚の白濁が溢れ出し、シーツに塊のようなシミを作る。

 その禍々しい量の白濁は、朱里と大塚がゴム越しではなく、生でお互いの肌を貪り合い、求め合った証拠で、僕はまた激しい敗北感に襲われた。

 少なくとも朱里は僕とするとき、ゴムを忘れたことはなかったし、僕も避妊は男の責任だと思って、そういうところはきちんとしてきた。

 だが、今、目の前の朱里は悦びに悶えながら、大塚の生のペニスを受け入れて、あまつさえ、大塚に膣内での射精まで求めていた。

 僕は今までの朱里とのセックスの中で、彼女にそんなことを求められたことは、一度もなかった。

 多分、僕は朱里の彼氏としてだけでなく、一人の牡として大塚に敗れたのだ。
 僕は絶望のなかで、そう思わざるを得なかった。

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