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僕の彼女が堕ちるとき
第1章 ゼミ旅行の夜
 結局、僕の誘いに彼女が頷いてくれたのは、前期試験の済んだ7月の終わりの金曜日だった。
 僕は朱里を部屋に招き入れると、お茶でも出そうとしたが、朱里は僕のポロシャツの裾を掴むと、そのまま固まってしまった。
「今日は、そのつもりで来たから……わたしの気持ちが鈍らないうちに……お願い」
 朱里は後ろから僕に抱き付くと、絞り出すようなか細い声で僕に言った。

 そして、僕たちは汗をかいて火照った体のまま、初めて唇を重ねた
 もう、僕は朱里をベッドにつれていく余裕もなく、畳のうえに朱里を押し倒した。
 そのまま、僕は夢中で朱里の服を脱がして、朱里の胸に顔を埋める。


 僕はあまり日焼けしていない朱里の体に舌を這わせ、指をショーツに差し入れた。
 朱里の秘部はもうしっとりと濡れていて、僕は朱里のクリを探りながら、ぎこちなく指を動かす。そして僕は財布に忍ばせておいたゴムを付け、改めて朱里の体をまさぐり始めた。
 だけど、僕は初めて触れる女の子の体と喘ぎ声に、頭が真っ白になってしまった。
 ひたすら欲望のままに朱里の体を舐め、乳房を揉み、指で秘部を貪り続けた。

 僕がようやく正気をとりもどしたのは、僕が朱里の膣内に猛り立ったペニスを挿れようとしたときだった。
「やっ!……痛っ……!」
 朱里は体をこわばらせて、体をよじりながら涙を浮かべた。
 僕はその言葉でようやく我に返り、あわてて彼女から体を離そうとした。

 だけど、朱里は涙を浮かべたまま、僕の体にしがみつく。
「やだ……やだよ……せっかく勇気出したのに。最後まで……して。我慢するから……。」
 その言葉で、ようやく僕は朱里がどれほどの覚悟で僕の部屋に来たのかを悟った。
 僕は朱里をきつく抱きしめて、長いキスをすると、彼女を改めてベッドに寝かせた。

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