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こいのうた。
第11章 過ち
夜になって柊一が帰ってきた。
階段を登る足音が聞こえる。
「一華? まだ具合悪いのか?」
一華は布団に潜ったまま、黙っている。
さっきから、体の震えが止まらない。
「一華」
なかなかドアの前から居なくならない柊一に痺れを切らし、鍵を開けた。
「…なんで私の部屋で煙草吸ったの」
そう聞くのがやっとだった。
「知りたい?」
入口に寄りかかり、意地悪そうに笑う柊一。
ゆっくり入ってきて、後ろ手に鍵を締める。
「お前が、俺を神稲(くましろ)と間違えたんだよ」
「え…?」
「お前が欲しがったんだろ」
「そんなことしない!」
「嘘じゃない」
「兄妹なのに…!」
「俺は母さんの子じゃない。お前は知らないだろうけどな」
突然の告白にたじろぐ一華。
「俺はお前を、妹としてなんか見てなかった。ずっと抑えてたのに…お前が壊した…」
「…っ」
「こないだも、部屋と風呂でアイツとヤってただろ」
「…!」
「あれはさすがにキツイわ。好きな女と、自分の生徒がね…」
「聞いてたの?!」
「アホか。あんなデカい声出してりゃ嫌でも聞こえる」
一華は床にへたり込む。
「そんな…」
「まあ、もうしない。ちょっと頭に来たから」
「……」
「中には出してないから安心しな。もう、親も帰って来るから俺は下にいるよ」
放心した一華をよそに、部屋を出ていく柊一。
階段を登る足音が聞こえる。
「一華? まだ具合悪いのか?」
一華は布団に潜ったまま、黙っている。
さっきから、体の震えが止まらない。
「一華」
なかなかドアの前から居なくならない柊一に痺れを切らし、鍵を開けた。
「…なんで私の部屋で煙草吸ったの」
そう聞くのがやっとだった。
「知りたい?」
入口に寄りかかり、意地悪そうに笑う柊一。
ゆっくり入ってきて、後ろ手に鍵を締める。
「お前が、俺を神稲(くましろ)と間違えたんだよ」
「え…?」
「お前が欲しがったんだろ」
「そんなことしない!」
「嘘じゃない」
「兄妹なのに…!」
「俺は母さんの子じゃない。お前は知らないだろうけどな」
突然の告白にたじろぐ一華。
「俺はお前を、妹としてなんか見てなかった。ずっと抑えてたのに…お前が壊した…」
「…っ」
「こないだも、部屋と風呂でアイツとヤってただろ」
「…!」
「あれはさすがにキツイわ。好きな女と、自分の生徒がね…」
「聞いてたの?!」
「アホか。あんなデカい声出してりゃ嫌でも聞こえる」
一華は床にへたり込む。
「そんな…」
「まあ、もうしない。ちょっと頭に来たから」
「……」
「中には出してないから安心しな。もう、親も帰って来るから俺は下にいるよ」
放心した一華をよそに、部屋を出ていく柊一。

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