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こいのうた。
第7章 過去
シャワーを浴びてビーチパラソルを返すと、二人は自転車に向かう。
「どこ行く?」
さっきまでとは違う、無邪気な京丞の笑顔。
それを見て、一華は少しホッとした。
「んー、涼しいところ」
「なにそれ~、この辺じゃ図書館くらいしかないよー?」
「そうだね、じゃあ、うちに来る?」
「え、一華ちゃんち? 大丈夫なの?」
「うん、夜まで誰もいないし」
「じゃあ、お邪魔しようかな」
二人は、過去から逃れたくて明るく振舞う。
逃れたくても逃れられない過去から――――