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第1章 出逢い

配属されてから１０日、係長の温かな眼差しがなくなり淋しかった
係長は気になる存在になっていた

後から知ることになった係長のプライベート
私の好きになった人は既婚者だった

私の恋は呆気なく終わりを告げた
好きになったばかりだから、簡単に諦められると思っていた
でも、諦めようと思えば思うほど苦しかった

私の仕事状況を把握するために
「進み具合はどう？
困ってることないかい？」
と声を掛けてくれる係長

「大丈夫だと思います」と答えるのが精一杯だった

「あと、ゴールデンウィークが終わったら出張だから
よろしくね」

「はい」

仕事だから返事したけど・・・