この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スカーレット オーク
第25章 25 スカーレットオーク

食後に緋紗はペンションの掃除をしたりショップの品物を整えたりした。
直樹は和夫と厨房で夜の支度をしており、小夜子は菜園をいじっている。
緋紗は掃除をしながら丸太小屋を堪能した。
客が来ると慌ただしくなるし、一日中、何かしらすることがあるが、気分はゆったりとする。
陰イオンの効果でもあるのだろうか。
こんなに気分よく過ごせる休日もめったにない。
なにより直樹のそばにいられることが嬉しかった。
さっきのロクロを回していた時のことを映画の中で流れていた曲と共に思い出す。――陶芸をしている女の子の過半数は憧れるシーンだよね。
あんなシーンが現実に起こる日が来るなんて想像すらしていなかった。
短期間で色々経験が増え自分の気持ちも増えていくのを感じる。――続きは夜……。
囁かれた言葉を思い出して緋紗は慌てて消す黒板のように床を拭いた。
直樹は和夫と厨房で夜の支度をしており、小夜子は菜園をいじっている。
緋紗は掃除をしながら丸太小屋を堪能した。
客が来ると慌ただしくなるし、一日中、何かしらすることがあるが、気分はゆったりとする。
陰イオンの効果でもあるのだろうか。
こんなに気分よく過ごせる休日もめったにない。
なにより直樹のそばにいられることが嬉しかった。
さっきのロクロを回していた時のことを映画の中で流れていた曲と共に思い出す。――陶芸をしている女の子の過半数は憧れるシーンだよね。
あんなシーンが現実に起こる日が来るなんて想像すらしていなかった。
短期間で色々経験が増え自分の気持ちも増えていくのを感じる。――続きは夜……。
囁かれた言葉を思い出して緋紗は慌てて消す黒板のように床を拭いた。

