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スカーレット オーク
第40章 40 ネットゲーム1
備前に帰ってきてから一か月が経ち、緋紗も直樹も特に連絡を取り合うでもなくそのまま時間だけが過ぎた。
声が聴きたいと思うことがあったが、結局抱き合えないのであれば言葉は意味をなさないように思えていた。
それでも緋紗は毎週土曜日にインターネットゲームにログインして、直樹に会えることを願っていた。
このゲーム内では対立国家の別種族なので基本的に交流はでき辛い。
一度でもゲーム内で会っていて友達登録機能を使っていれば会話も可能なのだが未だ会えていない。――そろそろ戦争かあ。今日はどうなのかなあ。
とにかくログインしてみる。
緋紗はカタカタとIDとパスワードを打ち込んだ。
ローディング画面が流れ、『スカーレット』が登場する。
声が聴きたいと思うことがあったが、結局抱き合えないのであれば言葉は意味をなさないように思えていた。
それでも緋紗は毎週土曜日にインターネットゲームにログインして、直樹に会えることを願っていた。
このゲーム内では対立国家の別種族なので基本的に交流はでき辛い。
一度でもゲーム内で会っていて友達登録機能を使っていれば会話も可能なのだが未だ会えていない。――そろそろ戦争かあ。今日はどうなのかなあ。
とにかくログインしてみる。
緋紗はカタカタとIDとパスワードを打ち込んだ。
ローディング画面が流れ、『スカーレット』が登場する。