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スカーレット オーク
第40章 40 ネットゲーム1
 ミストは立っているスカーレットの横で胡坐をかいている。
頭からつま先までとげとげした黒い金属性の鎧で覆われていて、隙間から見える顔は灰色の狼だ。
大剣はミストの半分ぐらいの大きさで刃渡りは長く、肉厚でギザギザののこぎりのような歯がついている。
 一方スカーレットは軽そうな革製の鎧で顔はマスクをするようにターバンで覆われている。
両手には小さいがよく切れそうな鋭い剣先のダガーを持っている。

(廃装備だなあ……。人狼ごっついし)

ゲームを始めたころはこの獣人が恐かった。
何年かで見慣れたとはいえ間近で見ると圧迫感がすごい。

ミスト:僕の上に座らない?
スカーレット:え
スカーレット:誰かに見られると恥ずかしくないですかw
ミスト:平気だよバグにみえるだろうし

 スカーレットが躊躇っていると

ミスト:リアルだと引っ張って座らせられるのにねw
 と、言う。

そういわれるとスカーレットも弱いのでミストの胡坐の上に座った。
画面の中なのに二人で抱き合って座っているようだ。

ミスト:触れないのが残念だけどね
スカーレット:そうですね
ミスト:盗賊だとは思わなかったよw
スカーレット:その姿はちょっと怖いですw

 (ドキドキする)

ミスト:ああ呼び出しだ。侵略するってさ。レッドは?
スカーレット:さっきフルボッコにされたのにそこまでマゾくないですw
ミスト:そかwじゃまた
スカーレット:また

 ミストはすぐに飛んでいき、スカーレットはログアウトした。
(はあー)
緋紗はため息を大きくついて目をつぶった。
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