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スカーレット オーク
第55章 55 緋襷(ひだすき)
緋紗のミニグラスを洗うと水に濡れ緋色がより鮮やかに輝いた。――綺麗だ。
二つを見比べていると緋色が途切れているところがある。――藁を巻くって言ってたな。
グラスを二つ合わせて眺めているとぴったりと模様もボディも合わさる部分があった。
どうやら二つのグラスは二個まとめて藁を上から巻きつけて焼いたらしい。
少しだけ大きさが違っていて大きいほうが小さいほうを包んでいるように見える。
直樹は赤い色とロクロ目をなぞって緋紗がロクロを回す様子を目に浮かべた。
風呂から上がり寝室に戻ると直樹がグラスをもってやってきた。
「あ、お先に頂きました」
緋紗は白いノースリーブスのワンピースを着てベッドに腰かける。
「うん。僕も入ってくるから漫画でも読んでて」
直樹も風呂場に向かった。
二つを見比べていると緋色が途切れているところがある。――藁を巻くって言ってたな。
グラスを二つ合わせて眺めているとぴったりと模様もボディも合わさる部分があった。
どうやら二つのグラスは二個まとめて藁を上から巻きつけて焼いたらしい。
少しだけ大きさが違っていて大きいほうが小さいほうを包んでいるように見える。
直樹は赤い色とロクロ目をなぞって緋紗がロクロを回す様子を目に浮かべた。
風呂から上がり寝室に戻ると直樹がグラスをもってやってきた。
「あ、お先に頂きました」
緋紗は白いノースリーブスのワンピースを着てベッドに腰かける。
「うん。僕も入ってくるから漫画でも読んでて」
直樹も風呂場に向かった。