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スカーレット オーク
第62章 62 営み
 静かな寝室で緋紗はぼんやりとベッドに腰かけて今までの営みを思い返してみた。
過ぎ去った時間がこんなに愛しいなんて知らなかった。
明日からどう過ごそうか。

色褪せた見えにくい明日を想像していると、直樹も寝室に戻り静かに緋紗の隣に座って、「もう寝ようか」と、言った。

「抱いてくれないんですか?」
「抱けない」

 直樹は二人の未来がやってこないと思うと、離れがたくなる行為は避けたかった。
 緋紗は思い出が欲しかった。
独りでいるための二人の思い出が。

「じゃ。私が抱きます」

力強く告げる。

「だめだよ。緋紗。もっと辛くなる」

 たしなめる直樹を無視して緋紗は口づけする。
何を言っても聞きそうにないので直樹は理性的にふるまうことにした。
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