パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 黒煙のレクイエム

４

11月８日の夕方５時半頃のことであった。

ところ変わって、家の居間にて…

こずえはこの日、義父から『御桜里が元気になれる料理を作ってやってほしい。』と頼まれたので、とびきりのごちそうを作る予定になっていた。

しかし、料理を作り始めようとしていた時に友人から電話がかかって来た。

友人とのおしゃべりに夢中になっていたこずえは、料理を作ることができなかった。

義母は、キッチンの台の上に置かれている食材が調理されていない状態になっているのをみて、こずえに早く晩ごはんを作ってと言うた。

しかし、こずえは『今、友人の悩みを聞いているので料理ができないの…友人が煮え切らない表情をしているのでアタシは困っているのよ…』と義母に言い返して、電話に戻った。

義母は、こずえが友人との電話によるおしゃべりに夢中になっていたので『こんなことだったらこずえさんに料理を頼むんじゃなかったわ…』と怒っていた。

義母は、大急ぎでとなり近所から残り物を分けてもらいに行こうとしていた。

そこへ、義父と涼太が帰宅をしたので、ものすごくコンワクしていた。

家の玄関にて…

義母は『今からおとなりさん方へ行って、残り物をもらいに行くから待っていて…』と義父に言うた。

しかし、義父が『食欲がない…』と泣きそうな声で言うたので大ゲンカになった。