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黒煙のレクイエム
第1章 黒煙のレクイエム
「そうよねぇ…今の御桜里の気持ちでは1つの仕事に集中して取り組むことができんけん、就職なんかせん方がいいわよ…うちも、マクドのバイトで再就職できる制度を利用してJAで働いていたけど、イヤになったけんやめることにしたわ。」
「えっ?JAやめるの?」
「あんたがそのように言うからJAやめると言うたのよ…うちはマクドのバイトで再就職できる制度を利用してJAに就職したけど、待遇面が悪いからやめるのよ…正規の職員で採用すると言うからJAに就職したけど、上の人間にだまされたのよ…正規の職員で採用じゃなくて、1年間の契約職員で、お給料は手取りで8万円よ!!8万円のお給料でどうやって生活をしてゆくのよ…上の人間はそのうち正規の職員にしてあげると言うからガマンしていたけど、どんなにがんばっても正規の職員になれない…この間上の人間に聞いてみたのよ…いつになった正規の職員になるのか…だけど上の人間は『正規の職員になったら6ヶ月間の契約で、更新できるのは4回だけなんだよ…それでもいいのかね…』と煮え切らない表情で言うてきたのよ…アタシは頭に来て職場放棄したわよ!!それなのに、上の人間はアタシに『来てくれ来てくれ来てくれ来てくれ…困っている困っている困っている困っている困っている困っている困っている…』と言うてメソメソメソメソメソメソメソメソ女々しく泣く…ほやけんうちは思い切りキレとんのよ!!」

そんな中であった。

友人のガラホに、職場から電話がかかって来た。

友人は思い切りキレていたので、職場の上司に『うちの知人の知人のヤクザに頼んで、あんた方の職場のもんをチャカでひとりずつ撃ち殺すから覚悟しておきなさい!!』と怒鳴っていた。

御桜里は、シューカツを放棄することを決意した。

それと同時に、御桜里は家族との間でアツレキを生んだ。

御桜里の心は、大きく壊れてしまった。
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