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第1章 黒煙のレクイエム

やっぱり…

御桜里が就職できても…

公務員しかないのだ…

公務員と言うても、臨時の職員しかないのであれば意味がない…

部長は人をおちょくっている…

御桜里が就職できても…

まわりからきついいじめを受けて、すぐにやめてしまうのがオチだ。

はるひこは、御桜里が就職したらきついいじめを受けて、すぐにやめてしまうと思い込んだのと同時に、激しい怒りがこみ上げていた。

その日の夜８時過ぎのことであった。

ところ変わって、家の居間にて…

はるひこは、両親から御桜里の就職のことについて話を持ちかけられたので、激しく怒り狂っていた。

両親は、はるひこに対して『部長さんからの電話で御桜里が県庁に就職できるようにしてあげるから安心してください…と言うてくれたわよ…』と過度にやさしい声で言うた。

そしたらはるひこは『なんでいらんことをしたのだ!!』と怒って、書面を出してテーブルにたたきつけたので、大ゲンカになった。

はるひこは『虫唾が走る!!こんな都合のよすぎる話なんかあるわけない!!ふざけるな!!』と母親に怒鳴りつけた。

母親は、泣きそうな声ではるひこに言うた。