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第2章 黒煙のレクイエム・２

午後３時半頃のことであった。

明慶を高校へ送り出すことができたとよろこんでいるこずえは、今夜は温かいお鍋を作ってあげたいと思って、買い出しに行った。

場所は、市内大字結城にあるヨークベニマルにて…

こずえは、食品売り場でお鍋に入れる具材を選びながら楽しそうにしていた。

今夜は、綱慶さんも早く家に帰って来るからいつもよりお肉をたくさん買っておこうかな…

こずえが楽しそうに具材を選んでいるときであった。

近所の奥さまが、ものすごい血相でこずえのもとへ詰め寄ってきた。

「ちょっと!!田名部さんの奥さま!!」
「あら、樽床さん方の奥さま…」
「こずえさん!!アタシきょうはシュウトメにいびられてイライラしているのよ!!ちょうどうさばらししたいと思っていたから、殴り付けるわよ!!」
「えっ？」

こずえは、近所の家の奥さまから何でそのように凄まれたのか？

こずえは、そのことが分からないのでひどくコンワクしていた。

近所の奥さまは、こずえに『あんたね!!自分がどんな悪いことをしたのか…わかっていないわね!!』と言うてイチャモンつけた。

こずえは、ますますコンワクしていた。