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第2章 黒煙のレクイエム・２

「こずえさん。」
「あら、辻元さん方の奥さま。」
「こずえさん、こななところでのんきに買い物なんかしてもいいのかしら…」
「えっ？それはどういうわけなのでしょうか？」
「こずえさん、あのね…ちょっと小耳にはさんだ話なんだけども…今朝方、道休さん方の家のご家族が突然何も言わずに引っ越しをしていったわよ。」
「えっ？道休さん方の家のご家族が引っ越しをしたって？」
「そうよ。」

奥さまは、こずえに道休さん方の家のご家族が引っ越しをしたと伝えたあと、そのようになった原因が借家の住民たちによる集団ストーカーが原因だと言うた。

奥さまは、こずえに対して『あんたもしかして、道休さん方のご家族にいやがらせをしていたのじゃないの？』とか『こずえさんはお金ほしさに道休さん方にいやがらせをしていたのじゃないの？』などとボロクソに言いまくった。

それを聞いたこずえは、大パニックを起こした。