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第4章 交際

｢まさか、まさか…｣

亮磨くんの発言とこの距離にアタフタする。

｢だったら聞かなくて良いじゃん｣

至近距離でニヤリと笑う彼は心臓に悪い。

掴んでいた私の腕をパッと離し

｢じゃあ、俺帰るわ｣

と言い、離れて行った。


なんだったんだ…


呆然と立ち尽くす私に、再び彼が振り向いて

｢あと、お前、俺の彼女になるってことで良いんだよな？｣

と叫んだ


な、なんだって～！！



｢お前も気をつけて帰れよ！｣

返事をする間も無く、彼は帰って行った。