パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 そんなこと言われても

駅前のカフェでお茶をしながら彼の話を聞いた

「昨日はすみませんでした」

「・・・」

「皆さんから見たら、僕は配達するのが当たり前の仕事をします
でも、奥さんはありがとうございます、お疲れ様でした、暑いから倒れないようにしてくださいねと、僕がしている事を労う言葉をかけてくれていました。当たり前の事なのに優しい言葉をかけてくれる奥さんに惹かれました」

「私の事をそんなふうに思ってくれるのは嬉しいです。でも、私は結婚してるので…」

「結婚しているのわかっていて…
配達の時に会えるだけ良いと思ってました。でも、手が触れた瞬間、自分の気持ちを抑える事ができなくなり、あんなことしてしまいました
本当にすみませんでした」

「もうあんなことしないでいただければ、それで良いので」

「わかりました」

「話しが終わったので、私帰らせてもらいます