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ハイパーテクニックおじいちゃん
第13章 夕食
しかしながら、美里自身、自分の将来について考える日々も多くなった。
まずは差し迫った、マンションの家賃の更新についてである。
美里は、寛とのぬくぬくとしたこの関係も、ずるずると続けていくのはいかがなものかと考えていた。
もし、このまま続けて結婚するという流れになったら?
この年齢差に両親は許してはくれないだろう。
もし、二人の間に子供が生まれたら?
寛の年齢を考えたら、美里が育児と介護と仕事の全てを担わなければならないかもしれない。
そんな苦労を厭わない、彼はそういった相手なのか?
美里は、正直に言って寛をそこまで愛する自信はなかった。
そう、そして寛は言っていた。
「君には将来がある」と。
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