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第1章 プレゼント交渉

学校の帰り道、二人は川沿いの道を歩いている。いつもの風景である。

　渚　：「なぁ、今度の誕生日プレゼント何が欲しい？（高いのもはダメだけど…）」

　なぎさは、カバンを前に両手に持ちうつむいて先に歩き出した。そして、クルッと振り返る。セーラーとショートカットの髪が遠心力で広がり微笑みながらアッサリと口を開いた・・・。

なぎさ：「あたし、渚くんがオナニーしているところが見たいなぁ～」
　渚　：「え゛ーーーー！」
なぎさ：「ねぇ～、いいでしょぉ～！？」

　顔を赤くしながらうつむき渋い顔をする渚。それをまるでお姉さんが年下の男の子を説得するように笑顔で覗き込む。

なぎさ：「渚くんのアパートで。お金も掛からないし良い彼女でしょ？」
　渚　：「プレゼントは、俺の体で払うのか？」
なぎさ：「それがダメなら、ダイヤの指輪がいい！」
　渚　：「そんな金あるわけねーだろが！」

　なぎさは、はなっからダイヤの指輪なんか期待してはいない。わざと無理難題を言って、渚のオナニーを了解させたかった。

　渚　：「わーったよっ！すりゃーいーんだろ！何でもやってやるよ！」
なぎさ：「きゃー嬉しい！」

　やけくそになる渚。まるでダイヤモンドの指輪を買って貰ったように喜んで抱き付く なぎさ。

なぎさ：「じゃーオナニーは、私の指示通りにするのよ！まずは、今日から２日間禁欲して明々後日の放課後、渚くんのアパートに行くからオナニー見せてね！」
　渚　：「げっ！今日から２日間も？！」
なぎさ：「こんな可愛い美少女が、そばに居るとムラムラすると逝けないから先に帰るわね！楽しみだわっ！」
　渚　：「おぃ、マジかよ・・・」
なぎさ：「帰ってオナニーでもしようかなぁ～ウフッ！」

　なぎさは、そう冗談交じりに耳元で囁くと自らチラッとスカートめくって見せ、渚のズボンの股間をポンポンと軽く叩いて渚の返事を確認する前にそのまま走っていってしまった。反射的に硬くなるペニス。精力旺盛な高校生に２日間の禁欲は辛い。
　そして、いくら彼女でも人前でオナニーなんか恥ずかしくて出来る訳が無い。しかし、時は無情に当日を迎える。