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感じさせて
第7章 帰り道
ホテルの裏通りは
シンくんの言う通り
街灯の数が少なく
薄暗い



手を振る
シンくんを見つけて

私は・・





走っていた





「うさちゃん

そない走らんでも」




「ん?・・・うん(笑)」




「俺に早よう会いたかったん?」




「うん」




「えっ・・・

ほんま?」





「ほんま(笑)」





「あはは(笑)

やっぱり、下手やわ(笑)




さ、行こか





俺の



うさちゃん」





シンくんは

あの時のように

私の手を握り

少し前を歩いた





いつもシンくんは

少し前を

颯爽と歩く




私は

時々駆け寄りながら

ついていく



私が少し

後ろにいるから



握られている手を

見ることができる





その

握られた手を見るのが




好き




しっかりと

繋がれた手が




うれしい







このまま

どこまでも






ついていきたい














言えないけど






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