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感じさせて
第7章 帰り道
シンくんが指定したホテルは
私とシンくんが
はじめて会った場所の
近くだった
ホテルの近くに
ベンチがあることを
知っているんだから
シンくんは
この辺に住んでるのかしら
などと
ぼんやり考えながら歩いた
あぁ…私
シンくんのこと
何も知らない
シンくんも
私のことを知らないけど……
なんだか急に
寂しくなった
何も知らないことが
怖くなった
「うさちゃん
あそこのベンチに座ろっ」
シンくんと
ベンチに腰掛け
私に
まだ熱い紅茶を差し出した
寒かった
外は寒かったけど
そんなことより
シンくんのことが
気になって仕方がなかった
「ねぇ…シンくん?」
「何?うさちゃん」
「あ、あの…
この辺詳しいみたいだけど…
この近くに住んでるの?」
「違うよ。」
「そう……」
「知りたい?」
「えっ?」
「俺のこと、知りたい?」
「……う、うん…」
私とシンくんが
はじめて会った場所の
近くだった
ホテルの近くに
ベンチがあることを
知っているんだから
シンくんは
この辺に住んでるのかしら
などと
ぼんやり考えながら歩いた
あぁ…私
シンくんのこと
何も知らない
シンくんも
私のことを知らないけど……
なんだか急に
寂しくなった
何も知らないことが
怖くなった
「うさちゃん
あそこのベンチに座ろっ」
シンくんと
ベンチに腰掛け
私に
まだ熱い紅茶を差し出した
寒かった
外は寒かったけど
そんなことより
シンくんのことが
気になって仕方がなかった
「ねぇ…シンくん?」
「何?うさちゃん」
「あ、あの…
この辺詳しいみたいだけど…
この近くに住んでるの?」
「違うよ。」
「そう……」
「知りたい?」
「えっ?」
「俺のこと、知りたい?」
「……う、うん…」