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感じさせて
第7章 帰り道
「…ごめんね…」





「うさちゃん
謝ってばっかりやなぁ。

そない、謝らんかって
えぇのに。

あぁ、俺が
意地悪しすぎたんかな?(苦笑)


なんかなぁ…



ちょぉ〜っと

いじめたなるねんなぁ…


うさちゃん見てたら(笑)


あっ

うさちゃん?


今日、何時まで大丈夫なん?」





「……終電まで…」



終電まで
あと一時間もなかった



「そぉかぁ…

つまんねぇな。」




私もよ、シンくん…




シンくんは
時計を見ながら

名残惜しそうに
私の肩を抱いて

大きく息をはいた



「いややな…

めっちゃ、いやや。

連れて帰りたい……」





私が

心にブレーキをかけて

本当の気持ちを

口にしない代わりに



シンくんは

惜しげも無く

言葉を発する




言って欲しい言葉ばかり…




こんなに

求められて






落ちない女なんて






いない






そう思った


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