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感じさせて
第9章 シンヤ
「なぁ、うさちゃん

今日は何時まで

おれのもんで

おってくれるん?」




「ん?ん・・・

どうしよっかな・・」




「悩んでんの?」




「うん・・・」




「旦那さんの御飯の用意

してこんかったん?」




「ううん

ちゃんと、準備してきたよ」




「それなら

夜までえぇやんか

あ、朝まででもえぇんやで?」




「そんなのダメよ(笑)

あのね・・・」




「なに?」




「帰りたくないけど

帰りたいの・・・」




「なんで?」




「夕食を・・・」




「うん、夕食を?」




「私が帰って

トオルが夕食を

全部食べてたら・・」




「食べてたら?」






「悲しいから・・

それを見たくないの

夕食前に帰れば

それ…見なくて済むから…」





「え?なんで?

食べてくれたら

うさちゃん、うれしいん
ちゃうの?」




「私が留守にしてるときだけ

全部食べてるの・・・


だから・・・



私がいるのが

嫌なのかなって



また



思っちゃうから・・」





「うさちゃん・・」




俺は

ひざの上の

うさちゃんの手を

ぎゅっと握った




「泣くなよ?」



「・・・」



「ちょっと待っててな?」



「・・・」




もう一度

ぎゅうっと

手を握り



俺は

通り沿いにある

ファミリーレストランの

駐車場に車を停めた




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