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感じさせて
第9章 シンヤ
奥の人目につかない場所に

車を停め



うさちゃんを見ると

今にもこぼれそうな

涙が

目にたまっていた




「家に・・・

おっても、おらんかっても

悲しいやなんて


ホンマ、かわいそうに・・」




優しく

うさちゃんの頭を

引きよせ

そっと抱きしめると




俺の肩に

顔をうずめて




うさちゃんは

静かに涙を流した





「食べてくれるん

うれしいやんか

うさちゃんおらんかっても

食べて欲しくて

作ってんのやろ?



せやったら

そんで、えぇやんか



うさちゃんがおらんとき

全部食べてたんわ

たまたま

お腹空いてただけかも

しれへんで?



大丈夫やって


な?」





少し

うさちゃんから

カラダをはなし



頬の涙を

そっとぬぐった




こんなとこじゃ

ダメだって

わかってたけど



俺は

断りもなく




愛しいうさぎに

キスをした




唇を

重ねるだけの

キスやったけど




抵抗のない




柔らかい唇に




俺は酔いしれた





そして





「大丈夫や

うまくいくって


また

仲良うなれるって



旦那さんと・・」










心にもないことを




俺は




口走っていた



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