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感じさせて
第15章 会いたい
帰り道にある

公園のベンチに座る



やけに

月が綺麗な夜空を見ながら

うさちゃんからの

「家に着いたよ」

ってメールを待つ




数年ぶりに

人の体をつかって

イケた喜びに浸りながら



そんな日に

うさちゃんが

朝まで一緒に

おってくれたら

よかったな・・・



なんて思いながら




確実に




先々週より先週

先週より今週



うさちゃんが

帰っていく時の

切なさや

悲しさが

増していることを

実感しながら




携帯を握る




なんだか

うさちゃんの居ない部屋に



帰りたくなかった







しばらくして


うさちゃんから

「着いたよ」

とメールが届くと







「おやすみ」

と、メールを返信し

ベンチから腰をあげた















その日を最後に








うさちゃんとの連絡は








一切とれなくなってしまった




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