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感じさせて
第17章 オープンカフェ
あっ
あの人だ



「いらっしゃいませ」



私は
その人を見つけると
率先して声をあげ
そのお客様に近づいた



「こんにちは」



いつものように
軽く微笑み
挨拶をしてくれた
そのお客様は


20代半ばの
ステキな女性


まだ学生の私から見ると
スタイルがよくて
ちょっと品のある
綺麗なお姉さん




「いつもの席で
よろしいですか?」



と、声をかけると
またいつものように
少しはにかみ



「はい、奥の席で・・」



と、答える



今日は
天気が悪く
あいにくの雨


そのせいか
店内に他のお客様は
ちらほらと
座っている程度


私は
その気になるお客様に
話しかけてみた




「いつも、このお席ですね

何か意味でも
おありなんですか?

ステキな
思い出があるとか・・・」




数日前から
このお客様は
ほぼ毎日のように
カフェに訪れ

必ず
奥の席に座っていた


ただゆっくりと
飲み物を
飲んでいるだけだったけど



時折

涙を流していた



いつも切なそうな
その女性が
私は気になって
仕方がなかったのだ




私が話しかけると
お客様は
少し驚いた様子だったけど


店内を軽く
見回したあと


小さな声で


そしてとても
優しい表情で


こんなことを
話してくれた





「えぇ・・・



大切な人と

ここで・・・



デートをしたことが

あるの」




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