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感じさせて
第2章 トオル
バスルームから出てきた

トオルは

冷蔵庫から水を取り出し

そのまま

クローゼットに消える





スーツに着替えたトオルは

テーブルの上の

フルーツを

少しつまんで

玄関へと向かった





一度も



私の顔を見ないまま。






玄関で靴を履き


立ち上がったトオル






笑顔で

挨拶すると

決めていた





「いってらっしゃい

トオル」




「・・うん・・」






トオルは

一度も振り向くことなく




私の笑顔なんて

見ることもなく






玄関のドアをあけ



背中を向けたまま



ドアを閉めた








っうっ・・っ・・




この瞬間


ずっとこらえていた


涙が





決壊した












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