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第1章 撮影現場

主人とは

もう何年もセックスレス




それどころか

主人は

私にキスを

せまることもなければ

私を抱き寄せることも




無い




パンツが見たいだなんて…




男性が
そーゆーことに
興味があるなんて事すら


私、忘れていたわ






男性に

性欲がある

ということさえ

忘れかけていた




主人から

求められることなんて

なかったから・・・








主人でなければ

私を求めてくれる人が

いたりするのかしら





ふと、そんな考えが

頭をよぎった






「私がOKしたら

その後、私はどうなるの？」




そう言った瞬間
男の子は
目を丸くして
早い口調で説明を
一気にまくしたてた




「近くのホテルで
スタンバイしてる
先輩のところまで
僕が奥さんを連れていきます

先輩はカメラ回すんで
僕が、色々奥さんの
お手伝いします

撮影終わったら
お金渡して、バイバイです」






「そう…」