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感じさせて
第3章 カラオケボックス
携帯番号をメールすると

すぐにシンくんから

電話がかかってきた






「やっぱり会いたい」




えっ

シンくん・・・




「あかん?」




「ちょっと・・・まって」




「うさちゃん

電話しても大丈夫って事は

旦那さん留守やろ?」




「・・うん・・」




「寂しいんやろ?」




「・・・」




「会いたい」




「でも・・・」




「浮気やないで

ちょっと

仲のえぇ・・・友達で

そんでえぇから」




「・・・・」




「うさちゃん・・・

泣いてたんか?」




「・・どうして?・・」




「鼻声や

かわいそうに・・・」




「平気よ・・」




「平気やったら

あんなバイトせんやろ?」




返す言葉がなかった

平気な訳がなかった




「明日、今日別れた駅で

待ってる。」




「・・・・・」




「俺、待ってるで?

2週間待ってたん覚えてる?

マジで待ってるから」




「シンくん・・」




「あかん(笑)」




「あ・・・シンヤ」




「そうや。待ってるで?」




「・・・・」




「待ってるで・・・

うさちゃん」




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