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感じさせて
第4章 マッサージ
「そぉか……

そうやな…旦那さんが
好きやから
うさちゃん寂しいんやもんな
好きやから
辛いんやもんな…




俺は



うさちゃんのことが


こんなに好きやのに…





ごめんな…」




何がごめんなの?



そう言葉にする前に

シンくんは
私の唇を奪った



いつものように
唇を舐めてから
キスをしたのか

それすらもわからないくらい

突然の

キス




さっきまで

ほんの数分前まで
後悔していたのに



抱きしめられる
心地よさと


好きだ
という言葉に


私は酔いしれていた





奪われる キスが





たまらなく嬉しかった




っちゅ…ちゅんんっ
くちゅっ…

はっ…んん…くちゅ…




「あかん……



帰れんなる……」



シンくんは
キスをやめて
私を鏡の方に振り返らせ

また背中から
抱きしめ

ウエストのあたりに
腕を回した



「お化粧、なおして

俺、見てるから」




「見ないで?…はずかしいから…」




「いやや。見る。

目に焼き付ける。

そやないと……俺、もたん」




「え?」




「明日からしばらく…

うさちゃんに会えんねん…」




胸がドキンッと

音をたてた





会えない






そんな……



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