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感じさせて
第4章 マッサージ
会えないと言われて




自分がどれほど

シンくんを

求めているかに

気がついた…





いやよ

しばらくって、どのくらい?



どうして会えないの?



次はいつ会えるの?



聞きたい事は

山ほどあった





でも

聞けなかった…




「うさちゃん
夜は会えんやろ?」




「会えない訳じゃないけど
できれは昼間の方が…」




「しばらく、バイトのシフトが
昼間なんや。

今日は、無理矢理
シフト代わってもらってて…


俺……うさちゃんに
毎日でも
会いたいのに…」



バイトと聞いて

ホッとしていた



「がっかり…した?」



なんて言えばいいの…

会えないと聞いて動揺したこと
正直に言う?

それとも…

がっかりなんて
してないって


嘘を…つく?



「なぁ、がっかりした?」


シンくんは
私に腕を回したまま
私を軽く揺すった



「う…うん……少し」


咄嗟に出た言葉


鏡に映る
シンくんの顔は
見れなかった



何ひとつ
本当の気持ちを

言葉にしていなかったから

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