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感じさせて
第6章 1134号室
その姿を見ていると





私の目から



涙が

こぼれてしまった









「んんっ!

うさちゃん?

どないしたん?

なぁ、うさちゃん!」




シンくんは
驚いたようで

口の中に
色んなものをほおばったまま

私の名前を何度も繰り返した




あ…名前では

ないけれど…




「大丈夫。ごめんね?

もう平気だから

気にしないで食べて?」




ティッシュで
涙をぬぐい

私は、シンくんに
笑顔を見せた




「ほんま?」




「うん……ほんま。」




「あはは(笑)

うさちゃん
関西弁下手やなぁ(笑)」




「そう?上手く
言えたと思ったのに(笑)

シンくんが
残さず全部食べてくれたら
もっと元気になるわ」





「残すわけないやんか。

こんな、うまいもん

頼まれても

誰にもあげへんで」






シン…くん…





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