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感じさせて
第6章 1134号室
シンくんは
あっという間に全てたいらげ
満足そうに微笑み
両手を合わせた
「うさちゃん、
めっちゃうまかった
ごちそうさんっ」
それから
空っぽのお弁当箱を
手に持ち
私に見せて
「ほら、全部食べたで?」
と、歯を見せて笑った
うまかった
美味しい
そんな言葉
久しぶりに聞いたわ
トオルからは
もう何年も
言われた事がなかった
こんなに
こんなに
喜んでもらえるなんて…
おいしいって
言ってもらえるなんて・・
それが
うれしくて
私は
また泣きそうになった
必死で
込み上げてくるものを
こらえたけど
目の中に
どんどん涙が溜まって
シンくんが
見えなくなってしまった
目から涙が
こぼれると同時に
うつむくと
涙が
私のひざを
濡らした
私は、目を閉じて
ただ
流れてしまう涙を
止められずにいた
「うさちゃん…」
シンくんの
私を呼ぶ声が
聞こえる
と同時に
ひざに温かみを感じた
うつむいたまま目を開けると
ひざには
シンくんの手が
置かれていた
それから
そっと私の手を握り
シンくんに
手をひかれるがまま
私とシンくんは
ベットへと
移動した
あっという間に全てたいらげ
満足そうに微笑み
両手を合わせた
「うさちゃん、
めっちゃうまかった
ごちそうさんっ」
それから
空っぽのお弁当箱を
手に持ち
私に見せて
「ほら、全部食べたで?」
と、歯を見せて笑った
うまかった
美味しい
そんな言葉
久しぶりに聞いたわ
トオルからは
もう何年も
言われた事がなかった
こんなに
こんなに
喜んでもらえるなんて…
おいしいって
言ってもらえるなんて・・
それが
うれしくて
私は
また泣きそうになった
必死で
込み上げてくるものを
こらえたけど
目の中に
どんどん涙が溜まって
シンくんが
見えなくなってしまった
目から涙が
こぼれると同時に
うつむくと
涙が
私のひざを
濡らした
私は、目を閉じて
ただ
流れてしまう涙を
止められずにいた
「うさちゃん…」
シンくんの
私を呼ぶ声が
聞こえる
と同時に
ひざに温かみを感じた
うつむいたまま目を開けると
ひざには
シンくんの手が
置かれていた
それから
そっと私の手を握り
シンくんに
手をひかれるがまま
私とシンくんは
ベットへと
移動した