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感じさせて
第6章 1134号室
ベットに2人で腰かけると



シンくんは

ゆっくりと

優しく

私の髪をなでながら



こんなことを言った




「うさちゃん・・・

俺、うさちゃん

泣かせるようなこと

言うたかな・・」




違う

違うよ、シンくん



あなたは

私が

ずっとトオルに

言って欲しかったことを

言ってくれただけ




「うまいって・・・

言うたら、あかんかった?」




「ううん・・・

うれしかった・・・」




「ほんま?」




「うん、ほんとに。」




「あんな料理食べてる

旦那さんが

うらやましいな」




「トオルは・・・」




「ん?」




「トオルは・・・

美味しいなんて

思ってないから・・・」




「うさちゃん・・・」



シンくんは
優しく
私を抱きしめ

大きく息を吐いた



「ひどいなぁ・・・

美味しいって
言うてくれへんの?」




「・・ん・・

あんまり・・・

食べてももらえないわ・・」




「信じられへん

なんやねん、それ・・・」




シンくんの

私を抱きしめる手に

ぎゅっと

チカラが入った




「せっかく作ってんのに

食べてくれもせんの?」





「あっ・・・でも

私が勝手に

作ってるだけだから


いらないって

言われない時は

作ってるの


だから・・・




トオルが悪い訳じゃ


ないの・・」









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