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許嫁が多すぎる
第12章 最終決戦、開始
「酒池肉林だと言うのに随分と浮かない顔をしてるな」
「当たり前だっ!! こんなふざけた試験しやがってっ!!」
翔太の怒声など取り合う気もない様子で紫水は快活に笑った。
「何がおかしいんだ!!」
「罪悪感に押し潰されそうか、翔太」
もう笑ってはいない紫水は鋭い目付きで翔太を睨む。
「そうだよ、悪いか!! じじぃが余計なことしなければ抱えることもなかった罪悪感で一杯だよっ!!」
「それがどうした。人生なんてものは苦難と選択の連続だ。決断を鈍る奴は生き残れない」
「はぁ? だから何? 決断力をつけるために試験をしてやったってか? 余計なお世話だっ!! そのために傷つけなくてもいい奴まで傷つけなきゃなんねぇんだからな!!」
「当たり前だっ!! こんなふざけた試験しやがってっ!!」
翔太の怒声など取り合う気もない様子で紫水は快活に笑った。
「何がおかしいんだ!!」
「罪悪感に押し潰されそうか、翔太」
もう笑ってはいない紫水は鋭い目付きで翔太を睨む。
「そうだよ、悪いか!! じじぃが余計なことしなければ抱えることもなかった罪悪感で一杯だよっ!!」
「それがどうした。人生なんてものは苦難と選択の連続だ。決断を鈍る奴は生き残れない」
「はぁ? だから何? 決断力をつけるために試験をしてやったってか? 余計なお世話だっ!! そのために傷つけなくてもいい奴まで傷つけなきゃなんねぇんだからな!!」