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許嫁が多すぎる
第4章 許嫁理由
翔太がプレイルームで遊ぶというイベントを拒否してしまった為、西尾梨華のお世話番は飛ばされてしまった。
ロリータ服をばっちり着こなし、髪もブラッシングして待っていた梨華は完全に肩透かしを食らったかたちになる。
「なんでですの!! 納得いきませんっ!! 来なかったなら次の就寝のお手伝いは私にしてくださいっ!!」
許嫁中最年少の十四歳らしい、甘ったるい声で拗ねたように梨華は執事長に訴えた。
「それは出来ません。最初にくじ引きで決めた通りにこなしてもらいます。明日のくじ引きに期待してください」
「そんなぁ……だって六人もいるんですよ!! 早くアピールしないとアベル様に選んでもらえない……」
梨華はすっかり翔太のことを自ら設定した前世の名前であるアベルで呼ぶことが定着していた。
電波発言が痛々しいが執事長は特に気にも留めず、頭を下げて立ち去った。
ロリータ服をばっちり着こなし、髪もブラッシングして待っていた梨華は完全に肩透かしを食らったかたちになる。
「なんでですの!! 納得いきませんっ!! 来なかったなら次の就寝のお手伝いは私にしてくださいっ!!」
許嫁中最年少の十四歳らしい、甘ったるい声で拗ねたように梨華は執事長に訴えた。
「それは出来ません。最初にくじ引きで決めた通りにこなしてもらいます。明日のくじ引きに期待してください」
「そんなぁ……だって六人もいるんですよ!! 早くアピールしないとアベル様に選んでもらえない……」
梨華はすっかり翔太のことを自ら設定した前世の名前であるアベルで呼ぶことが定着していた。
電波発言が痛々しいが執事長は特に気にも留めず、頭を下げて立ち去った。