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大魔王の子を孕みます
第15章 島
「俺の為に?」
「お腹が空いただろ?」
「その前に服が欲しい。」
「誰も居ないのに?」
「落ち着かないもん。」
「どんな服がいい?」
ここは島だからメイド服が似合わないとライズが言う。
島の海岸…。
「なら水着かな?」
「水着とはなんだ?」
「なんか書くものとかある?」
ライズが古めかしい羽根ペンとインク、それに羊皮紙を魔法で簡単に取り出す。
便利な奴だ。
そう感心しながら羊皮紙に簡単な水着のデザインを描く。
元オタクの俺はこういう絵を描くのには長けてる。
「これが水着か?」
「うん、そう。伸び縮みする布で出来てて身体にピッタリと張り付く感じだけど海とかで泳ぐ時に着る服…。」
「任せろ…。」
次の瞬間、バサッと俺の身体に巻き付いてたバスタオルが剥ぎ取られるのに俺の身体にはちゃんと水着が着せられてる。
チューブトップのワンピース水着…。
胸元をピンク色の薔薇を型どったコサージュで飾り付けた白い水着だが、かなりのハイレグ気味で股間の食い込みが激しいから可愛いというよりもやらしく見える。
しかも、シルクのような柔らかな肌触りがする布がピッタリと俺の身体に張り付いて乳首もヘソも股間の亜麻色の茂みまでもが透けて見えてるから全く水着の意味を成してない。
「やだぁ…、ライズのえっち…。」
「シロの説明通りのはずだ。」
裸でも気にしないライズは水着姿の俺を抱き上げてマットレスの上に座る。
「ほら、お食べ…。」
温かいスープにパン…。
島で取れるフルーツのサラダ…。
「ライズが作ったの?」
「2人だけがいいのだろ?」
俺に食事を食べさせながら俺の首筋にキスをして囁く。