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大魔王の子を孕みます
第5章 初夜
暖かくて幸せな気分で目が覚めるとか初めての経験だった。
目を開ければ俺の身体を抱えてるライズの美しい靱やかな身体が見えて来る。
腕枕とか…。
独り寝しかした事がない俺だけがドキドキしてる。
「起きたか?」
1人でドキドキとかしてる俺の頬にライズの手が触れる。
「今…、何時?」
顔が熱くて恥ずかしいから、話で誤魔化そうとした。
「何時とはなんだ?」
「時間だよ。」
「さあな…、そろそろ朝だと思う。」
魔族にとって時間の概念は適当らしい。
だけど窓の外には相変わらずのスーパームーンが俺とライズを見下ろしてる。
魔界はずっと夜のまま…。
少し怖くなってライズの身体に寄り添う。
「シロは本当に私が好きだな。」
寄り添った俺の腰を撫でてライズが笑う。
「好きじゃないよ。」
まだ素直になれない俺が反抗すれば
「もう一度、好きにさせれば良いのか?」
とライズが笑いながら俺の身体をまさぐる。
「今は朝なんだろ?そういうのは止めろよ…。」
「シロがその気になるまで止める気はない。」
嘘がない魔族は真っ直ぐに行動を示す。
俺の首筋に跡が残るようなキスを繰り返し、手は俺の揺れ動く乳房を握り締める。
「だ…め…だってば…。」
意識とは裏腹に身体が勝手にライズの寵愛を求め出す。
「シロは可愛いね。」
意地悪に笑うライズが俺の乳房に舌を這わせて囁く。
スケベなライズの舌でレロレロと舐め上げられる乳首から全身へと快感の電気が流れ出す。
「ライズのエッチっ!」
「エッチとはなんだ?」
拒否とか絶対に通じない。
ライズの手は容赦なく俺のY字の股間へと這い寄って来る。