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大魔王の子を孕みます
第7章 亜人の森
2日ほどガーラに乗る練習をした。
今や、バイコーンのガーラは淫乱メイドの言いなりだ。
「んふ…、ガーラ…、これ以上はだめよ…。」
バイコーンであるガーラを乗りこなすにはガーラが与える快感に溺れる必要がある。
だけどガーラに感じ過ぎてイキ過ぎればライズが不機嫌な表情で俺を睨む。
「随分とガーラに懐かれたな。」
ドス黒いヤキモチオーラがライズの周りを取り囲む。
怖い怖い…。
近頃、不機嫌な表情しか見せないライズに気を使い、ガーラから降りて笑顔を向ける。
「もう俺だって魔界の巡回に行けるよな?」
元々は魔界巡回の為にガーラに乗る事になったのだと不機嫌なライズに念を押す。
ガーラから降りるたびにライズには犯されてるのにヤキモチで恐怖オーラを俺に向けるのは筋違いだとしか思えない。
「そうだな…。」
ライズが庭に設置したカウチに座れと俺に手招きする。
夕べも散々したくせに…。
ライズに近付く事に少し躊躇いを見せる。
ガーラに乗るのが楽しくなって来た俺を押さえ付けてガーラよりもライズに感じるかと責められた身体が少し疼く。
「シロに渡すものがあるだけだ。」
流石に、ライズが寂しい顔をする。
「渡すもの?」
「魔導器だ。シロは凶暴化する魔族を拘束する道具が欲しかったのだろ?」
ライズの手にはよく女の子が使うコンパクトが握られてる。
確かに、それは魔法を使えない俺には必要な道具だ。
ライズの隣に座りライズに向き直せばライズが俺の顔を撫でてから頬に軽くキスをする。
そっと俺の手を取り、俺の手にコンパクトを握らせる。
「開けてみろ。」
そう言われて素直にコンパクトの蓋を開けてみる。