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大魔王の子を孕みます
第8章 開かずの間
ふわふわで暖かなベッドに居た。
柔らかな舌が俺の乳頭を丁寧に舐める。
ライズってば…。
毎日のように俺をそうやって起こす。
気付いてるけど気付かないフリでライズを焦らす。
チュッと乳首を吸い上げる音がする。
じわっと胸の先から快感が広がる。
固くなる乳首が何度も柔らかな舌で転がされる。
今すぐ、ライズに飛び付きたい気持ちを堪えて手を口に当てる。
熱い吐息が口端から漏れる。
えっちな声を出すまいと小指を噛んでライズの愛撫に身を任せる。
俺がそうやってライズを無視すればムキになるライズが俺のへそへと指先を這わせる。
パンティーラインで躊躇する指…。
俺が寝たフリを続ければ、ライズの指先がそっとパンティーの中へ侵入する。
本格的に俺を感じさせて、その気にさせるライズの愛撫…。
こんな日常がずっと続いてる。
俺って結構、ツンデレだとか思うと笑いが込み上げる。
恐る恐ると俺の股間の茂みを撫でる小さな指先…。
俺のまんこを包む小さな手…。
小さな…。
「手っ!?」
慌てふためいて飛び起きる。
森で人狼に犯されかけた恐怖が俺を支配する。
ライズの手がこんなに小さな訳がない。
目を見開き、俺を犯そうとする犯人を確認する。
ぴょこんと見覚えのある長い耳が揺れる。
「君…。」
金色の髪をした、ちょっと垂れ目の可愛らしい女の子が俺と同じように目を見開いてる。
「シロ様…。」
そう兎耳の亜人の少女が小さな声で呟く。
森に居た少女だ。
寝ぼけた頭でそれを考える。
ただ、森とは違う少女の姿に狼狽える。
ピンク色のレースで出来た透け透けのベビードールを着た兎耳のロリっ子少女に鼻血が出そうな気がする。