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大魔王の子を孕みます
第8章 開かずの間
嫌いじゃないっ!
決して、そういうのは嫌いじゃない。
オタクのシロはエロゲームでそんなロリっ子を口説く事に何度も挑んだ経験があり
『お兄ちゃん、えっちだからやだ…。』
と振られてはゲームオーバーによる課金リトライを繰り返した黒歴史が存在する。
だが、しかしっ!
今の俺は同じ女であり、ライズのメイドのシロである。
膨らみ始めの胸元をリボンで止めただけのベビードールは胸の下から二手に分かれ、小さな少女のぽっこりお腹と可愛らしいおヘソを隠す事はなく、小さなリボンが付いたピンク色のロリっ子パンティーは少し股間に食い込み、小さな割れ目を俺に感じさせている。
ゴクリと何かを飲み込んだ。
もしかして俺は男に戻ったのかと確認する。
既にライズに嫌われてしまい、もう俺は必要が無いと男に戻された可能性を考えるのが怖いとか思いながら恐る恐ると自分の身体をチラ見する。
兎耳少女とお揃いの白いベビードールが目に入る。
ボリュームのある胸…。
引き締まったウェストに縦筋の綺麗なおヘソ…。
そして亜麻色の薄い茂みが透けて見えるパンティー…。
この姿で自分がまだライズのメイドだという事実にホッとする。
安心しながらも、俺の中で新たな怒りが湧き上がる。
今度から兎耳少女と俺の2人を侍らせてハーレムを楽しもうとするライズの姿が浮かんで来る。
「あの…、シロ様?」
兎耳少女が不思議そうに俺の顔を覗き込む。
まだ10歳か、良くても13歳くらいの少女…。
妹が欲しかった俺には可愛いだけの女の子だ。
俺にデュセリオン硬貨を稼がせた子も多分高校生くらいだったと今になって懐かしく思う。
「君…、森に居た子?」
兎耳が付いた頭を撫でて聞いてみる。