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第1章 いつもと同じ夜コト

「ウフフ…、私も最高に刺激的で気持ちよかったわ。いつも、私のＡＶ成りきりごっこに付き合ってくれてありがとう！」


「いやいや…、こっちこそ毎回楽しませてもらってるよ。はは…、次の撮影も近々らしいが、今度は一体、どんな体験ができるのかな…」


「たぶんシュチエーションものになると思うな。プレイよりもむしろ、エッチ中の会話しだいでエクスタシーが違ってくるやつね。ふふ…、あなたはその点、どんな役柄にもすんなり入れるから、問題なしよね」


「ハハハ…、お前の方こそ、毎回大したなり切り振りで驚くわ。今日もそのＡＶ女優の技、ここまで会得してきてスゲエよ」


「あのね、私のは所詮見よう見まねなのよ。でも、とことん現場のシーンを目と脳裏に焼き付けて、そのまんまを感情移入した上で徹底的に真似ちゃうから、それを理解してくれるパートナーじゃないとね。だから、こんなＡＶ成りきり劇場の相手はアナタしかいないのよ。これからも一杯いろんなエッチを楽しみましょうね！」

そう言って、Ｆ美は父親より年上になるＳ氏のおでこにチューをした。


”へへ…、このＦ美は最高のセフレだ。次も今から楽しみだ”


そして二人の次の夜は２週間後、同じＦ美のアパートの一室でとなる…。