パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 再び、いつもと同じ夜ゴト

再び、いつもと同じ夜ゴト/その１



”ふふふ‥、どうやら今夜のなり切り劇場は、シュチエーション編らしいな…”


その夜…、Ｆ美の部屋を訪れたＳ氏はいつも以上にウキウキ気分だった。


＊＊＊



”ほう…、なんか、今日は小道具が多いな…”


Ｆ美は鼻歌混じりで、本日のセッティングに余念ない。
こちらもゴキゲン＆ルンルン気分の様子だ。


「Ｆ美…、撮影機材はわかるが、そのｉｐａｄ二つはどういう目的なのかな…」


Ｓ氏は缶ビールをグイグイ飲み干しながら、作業中のＦ美に打診した…。


「あのね～、一昨日のＡＶ撮影は今までで一番カンゲキしたの。で…、今夜はモロ忠実に再現したいのよ。ｉｐａｄにはエロ動画のファイルを取りこんでるわ。それぞれ違うエッチシーン…、そうねえ、１５分くらいかな」


「ハハハ…、なるほど。じゃあ、オレたちが抱きあう際のモチベーションツールって訳か。…さぞ、刺激的なエロシーンが入ってるんあだろうな。…ひょっとして、お前…、現場のスタイリストって立場で撮影を盗撮したとかか？」


「ざんね～ん！…全然関係ない、私も知らない人同士のカラミでさ。”適当に拾ってきた”エロ動画よ。両方とも」


「でも、何で二つなんだ」


「うふふ‥、そこがキモなのよ。お互い、違う動画を見るの。それ、相手の別セフレとハメてる自我撮りって設定になるわ。だから、そのつもりでなり切ってもらわないとね」


「はあ…」


Ｓ氏は今一、主旨が飲み込めなかった。



＊＊＊