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蕾は開き咲きほこる
第15章 私に出来る事
「で、最初は舌で舐め上げてください。アイスを舐めるように」
アイスを舐めるように……
手にソフトクリームを持って舐めている情景を想像しながら男の証に舌を伸ばして舐め上げた。
溶けたアイスが滴り落ちないように色々な角度から舐め上げていく。
「……くっ……上手、ですよ」
甘い吐息の合間から言葉をくれ、光春さんの手は優しく髪の毛を撫でる。
時折、耳をかすめる指に私の身体は反応して欲情する。
私もいつものように愛してほしいと思いながらも、もっと光春さんを気持ち良くさせたい。
「そろそろ、咥えてみましょうか……咥えられる所まで咥えてみてください」
次の指示を受け、私は大きく口を開いて男の証を頬張った。
咥えられる所まで……口を大きく開いても全てを咥えることはできなかったから動かそうとすると止められた。
「まだ動かさないでいいですよ。――汐里の口の中は温かくて気持ちが良いですね」
上目遣いで光春さんを見ると、光春さんは高揚とした表情を浮かべていた。