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蕾は開き咲きほこる
第16章 桜の下で
「その表情……たまりませんね。このまま腰を動かしてもっと泣かせたくなる……」
「う゛っ……」
そう言いながら少しだけ腰を押し付け、苦しくて涙が頬を伝って流れて落ちた。
嘔吐きそうになるのを我慢して、この状態で動かれたら本当に吐いてしまうと思い小さく首を横に振って嫌だと目で訴えた。
そんな私を見て光春さんは優しく微笑む。
「冗談ですよ。これ以上は汐里に負担がかかりますからね。浅く咥えていいですよ。そしていつものように動かしてイカせてください」
冗談だと言われてホッとし、言われたように浅く咥えていつものように口を窄めて動かし始めた。
拙かった動きも、何度も繰り返せば上手くなる。
舌や唇を使って光春さんの感じる場所を責めると、光春さんはいつものように高揚した表情で天をみあげる。
その口から零れ落ちる吐息に甘い嬌声。
舌を当てながら力強く吸いあげると、肩に置いていた指に力がこもる。