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蕾は開き咲きほこる
第16章 桜の下で

「……ほしい……光春さんのっ」

いつものように光春さんに愛してほしくて、快楽に溺れながら思いは言葉になる。
これからもっと気持ちよくなるんだろうと身体は期待しているのに、光春さんの指はその逆に動きを止めた。
どうしてやめるの?と思って閉じていた瞼をあげて光春さんを見ると、光春さんは驚いた表情をしていた。

「みつ、はるさん?」

光春さんの表情に戸惑いながらも声をかけると、私の言葉を聞いた瞬間に口角をあげた

「ここは外ですから私は我慢しようと思ったんですよ。ですが汐里が望むのであれば私は構いません」

そんな意味の分からない言葉を口にしながら、私の中から指を引き抜いた光春さんに立つように促された。
言われた通りに立つと、光春さんは何も言わずにスカートの中に腕を入れてショーツごとズボンを下した。

「えっ?光春さん??」

恥ずかしくてスカートを抑えて驚く私と違って光春さんは落ちついていて、ゆっくりと立ち上がり……

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